プロダクトマネジメントって何?「ゼロから始めるプロダクトマネジメント」読んでみた
ソフトウェアのプロダクトマネジメントの基本を短時間で学ぶために「ゼロから始めるプロダクトマネジメント」という書籍を読みました。短時間でプロダクトマネジメントのエッセンスを学びたい方にはおすすめです。
他の書籍との違いは?
中学生がアプリを作成するというストーリー形式で構成しており内容がスッと入ってきてとてもわかりやすいです。
そのため、難しいことを知らなくても、ソフトウェア開発のプロダクトマネジメントの基礎を短時間でキャッチアップできます。
▼ 以下、書籍から一部抜粋
逆に、書籍レビューコメントで「普通」、「それほど学びがない」などのコメントもあるように、既ににプロダクトマネジメントの経験がたくさんある方には学びが少ないものになる可能性が高いです。
書籍から何を学べるのか?
ソフトウェアのプロダクトマネジメントの基本的な知識や流れをササッと学ぶことができます。
以下、目次の抜粋ですが、プロダクトマネジメントの「仮説を立て検証し、最小限の機能を届け、利用状況を分析し、エンゲージメントや認知を高め、ビジネスとして成立させる」といった一連の流れを学べます。
第1章 みんなが困っていることはなんだろう 〜ユーザーが抱えてる問題の仮説をたてる
第2章 アプリを完成させよう 〜最小限の機能セットからはじめる
第3章 アプリはどう使われている? 〜ユーザーの利用状況を把握する
第4章 使い続けてもらう工夫をしよう 〜エンゲージメントを獲得する
第5章 もっと多くの人に知ってもらおう 〜プロダクトの認知を獲得する
第6章 儲かるしくみを作ろう 〜エコノミクスを成立させる
第7章 プロダクトマネジメントを始めよう!
また、プロダクトマネジメントの入門書ということもあり、1つ1つのトピックの内容は浅めですが、事業開発、マーケティング、開発、分析といったプロダクト開発に関わる広範囲のトピックを学べます。
具体的には、問題の発見、解決策の発見、MVP(ユーザーが価値を感じられる必要最小限の機能)、ターゲット、KGI・KPI、ユーザーの「真の問題」、機能仕様と利用価値、プロモーション手法、ファネル分析、グロースハック、ゲーミフィケーション、ユニットエコノミクス、AARRRモデルといったことについて解説として取り上げて簡易にわかりやすく説明しています。
▼ 以下、書籍から一部抜粋
感想
本書を通して、2,3時間でソフトウェアのプロダクトマネジメントの基礎の基礎をライトに学ぶことができて満足です。
プロダクトマネジメントの主要なワード、大きな流れを学ぶことができ、今後、プロダクトマネジメントのプロセスや各分野の詳細のテクニックなどを学ぶ土台になったのではと感じています。